男性のオーガズムというと、射精を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、男性のオーガズムは、射精だけではありません。
実は、男性も女性のようにイクことが可能なのです。
それが、ドライオーガズムです。
「ドライオーガズムってなに?」「聞いたことがあるけどよく知らない」
そういう方に向けた内容となっておりますので、ご興味がある方は最後までご覧ください。
オーガズムについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
《参考記事》オーガズムってなに?男女の違いや種類について解説
ドライオーガズムとは
ドライオーガズムとは、男性が射精を伴わないでする性的絶頂のことです。
「男のオーガズム(イク)って射精のことじゃないの?」
そう思う人も多いと思います。
実際多くの男性は、オナニーやセックスでイクときに射精をしていると思います。
しかし、実はオーガズムと射精は=(イコール)ではありません。
オーガズムのときに、一緒に射精という現象が発生しているのです。
ドライオーガズムは、オーガズム時に射精という現象が発生しません。
射精をしないため、ドライ(乾いた)オーガズムと呼ばれます。
ドライオーガズムの特徴
「ドライオーガズムって、結局どういうものなの?」という人のために、主な特徴について紹介します。
射精を伴わない
ドライ(乾いた)という名の通り、射精を伴いません。
反対に、射精のことをウェット(濡れた)オーガズムと言います。
射精をしないので、射精後の不応期(いわゆる賢者タイム)がありません。
トコロテン(アナル刺激での射精)をドライオーガズムと呼んでいるAVがたまにありますが、トコロテンは射精しているのでドライオーガズムではありません。
ただし、ドライオーガズムの最中に射精もするという人が稀にいます。
射精よりも気持ちいい
これに対しては個人差がありますが、射精よりも気持ちいいと言う人がいます。
「あえぎ声が止まらない」「全身痙攣が止まらない」「頭が真っ白になる」といった感想があるほどです。
ただし、感じ方は人それぞれで、射精に似た快感だったという感想もあります。
なんどでもイクことができる
多くの人がドライオーガズムに憧れる理由の1つがこれです。
連続で射精できる男性は少なく、ほとんどの人は射精するとペニスが萎えて、不応期に入ります。
しかしドライオーガズムの場合、射精をしないので不応期がほとんどなく、体力が続く限りなんどでもイクことが可能です。
回数だけでなく、深い絶頂を感じられるので、女性のオーガズムと同じものとされています。
さまざまな方法でイク
射精の場合、基本的にはペニスを刺激する方法が一般的です。
しかし、ドライオーガズムの場合は、さまざまな方法でイクことができます。
最も多いのが、アナルから指や道具を挿入して、前立腺を刺激する方法です。
他には、乳首や亀頭(ペニスの先端部分)といった性感帯や、あまり知られていませんが、ペニスと肛門の間にある、会陰部(蟻の門渡り)と呼ばれる場所への刺激でも可能です。
また、呼吸や妄想、催眠など、体への直接の刺激なしでイクことも可能です。
開発が必要
一部例外もありますが、基本的に、ドライオーガズムは簡単に成功できるものではありません。
初めてなのに中でイクことができる女性が少ないのと同じです。
男性も、初めての前立腺刺激では、気持ちいいと感じることすらできない人が、圧倒的に多いのです。
ドライオーガズムを成功させるためには、長い性感開発が必要となります。
ただし、催眠の場合は、初めてでもかかる人はいます。
ドライオーガズムに危険性はあるのか
射精を伴わずになんどでもイクことが可能で、人によっては頭が真っ白になる、痙攣するほどの快感。
そんな快楽に危険性はないのかと思う人がいると思います。
「危険性はあるのか?」という質問の答えは、「絶対に100%安全とは言い切れない」です。
しかし、これは射精にも言えることです。
射精も心臓や体に負荷がかかっていると言われていますし、性行為をすれば性病のリスクもあります。
「ドライオーガズムだけが危険」というわけではありません。
《参考記事》ドライオーガズムの危険性とよく言われているリスクについて
メスイキとの違いは?
ドライオーガズムと同じような意味で、メスイキという言葉があります。
正しいメスイキの定義というものはなく、人によって認識が違います。
もともと、ドライオーガズムもメスイキも同じものとして扱われていましたが、最近では少し変わってきました。
まず、ドライオーガズムは射精を伴わない性的絶頂のことです。
対して、メスイキも射精を伴わないのですが、より女性のようにイク、女性型ドライオーガズムのことを指すことが多いです。
ドライオーガズムという分類の中の1つに、メスイキがあるということです。
男性型と女性型
上記の「メスイキとの違いは?」で少し触れましたが、実はドライオーガズムには、男性型と女性型の2種類があります。

男性型は射精に似た快感なのに対し、女性型は全身に広がるような快感です。
よく「頭が真っ白になる」「全身が痙攣するほど気持ちいい」と言われるのは、女性型ドライオーガズムの方になります。
では男性型は女性型に比べて気持ちよくないのかというと、そんなことはなく、射精の快感をなんども繰り返すのも、とても気持ちがいいです。
ドライオーガズムはどうすればできるのか
ドライオーガズムはどうすれば体験できるのか紹介していきます。
前立腺を刺激する
最もポピュラーな前立腺を刺激するやり方です。
AVやエロ漫画などでも、前立腺を責める描写のある作品が増えてきたこともあり、知っている人も多いでしょう。
アナルに指や道具を挿入し、前立腺を愛撫することで、ドライオーガズムに達します。
《参考記事》アナルが気持ちいい理由と前立腺開発のやり方
乳首や亀頭でも可能
前立腺以外だと、乳首や亀頭、会陰部への刺激でも可能です。
ただし、前立腺に比べて難易度が上がるので、アナルに挿入することに抵抗がなければ、前立腺の開発をしましょう。
どこを刺激するにしても、ドライオーガズムをしたいのなら、優しい愛撫を心がけた方がいいです。
激しい刺激が好きな人もいますが、大抵の人は優しくしないと痛かったりします。
刺激なしでイク方法もある
難易度が格段に跳ね上がりますが、体への直接の刺激なしでイクことも可能です。
呼吸とPC筋の締め付けでイク『エナジーオーガズム』。
妄想や想像、特定の音だけでイク『脳イキ』。
また、催眠にかかることで、ドライオーガズムを体験することが可能です。
ドライ達成のためにするべきこと
ドライオーガズムを成功させるためには、前立腺を含めた開発が必須となります。
最重要の前立腺から、PC筋を鍛える大切さなど、基本について解説していきます。
前立腺を開発しよう
前立腺はアナルに中指を入れてすぐ、だいたい第1~第2関節まで挿入したところにあります。
ペニス側に指を曲げると、クルミ大の少し膨らんだものが前立腺です。
といっても、なかなか分かりにくいと思うので、ペニスを勃起させた状態で確認してみましょう。
ペニスが勃起すると、前立腺が少し硬くなるので、分かりやすくなります。
前立腺の位置をしっかりと把握しておいた方が、開発もしやすいです。
ただ、仮にちゃんと分からなくても、だいたいの位置が分かっていれば、アネロスが開発してくれますので、気にしすぎなくて大丈夫です。
私も、前立腺の位置が分かるようになったのは、ある程度開発されてからですので。
自分1人で前立腺の開発をする場合、アネロスを使うのがおすすめです。
指だと位置が分からなくて刺激できず、姿勢がつらくて集中できないことがあります。
アネロスなら前立腺マッサージ用の道具ですし、挿入して手で動かす必要がないので、楽にできます。
始めの頃は快感を得られないと思いますので、ある程度(2時間くらい)挿入したら終わりにしましょう。
前立腺開発は、継続が最も大切ですので、最初は気持ちよさよりも続けることを目標にしましょう。
《参考記事》アナルで気持ちよくなるためのアネロス入門講座
PC筋(骨盤底筋)を鍛えよう
PC筋はアネロスを動かすのに必要な筋肉です。
鍛えることで、アネロスを動かしやすくなり、ドライオーガズムをしやすくなります。
また、エナジーオーガズムの際にも必要となります。
アネロスでアナニー(アナルオナニー)をする際によく言われるのが、「肛門の力を抜いて、PC筋に軽く力を入れること」です。
この肛門の力を抜いて、PC筋に力を入れるというのが初心者には少し難しいのですが、初めのうちは肛門に力が入ってしまっても構いません。
やっていくうちに慣れてできるようになります。
《参考記事》PC筋とBC筋の役割とおすすめの鍛え方を紹介
乳首なども開発しよう
乳首などの性感帯を開発するのも効果的です。
特に乳首は前立腺と繋がっていると言われています。
ある程度開発が進むと、乳首を弄ると前立腺が反応することがあります。
ただし、乳首に意識が集中しすぎて、前立腺への意識が散ってしまう場合、無理に弄る必要はありません。
まずは、前立腺で感じられるようになることが重要です。
《参考記事》【男性向け】乳首開発のやり方とメリットデメリット
風俗店を利用するのもおすすめ
多少お金がかかりますが、アナル開発に特化した風俗店を利用するのもおすすめです。
特に、前立腺の位置が分からないという人は、一度お店で弄ってもらうと分かることがあります。
専門店の方なら、アナル開発に慣れていますので、「アナニーが全然気持ちよくない」という人にこそ、行ってみてもらいたいです。
ただし、風俗に行くのが初めてだという人の場合、緊張で気持ちよくなれないということもありえます。
2~3回行くつもりでいた方がいいでしょう。
まとめ:ドライオーガズムは楽しく続けることが大切
ドライオーガズムとは、男性が射精を伴わないでする性的絶頂のことです。
特徴としては、以下のものがあります。
- 射精を伴わない
- 射精よりも気持ちいい
- なんどでもイクことができる
- さまざまな方法でイク
- 開発が必要
ドライオーガズムと同じような意味で、メスイキというものがあります。
射精を伴わないというところは同じですが、女性型ドライオーガズムのことを指すことが多いです。
男性型ドライオーガズム
- 性器中心の射精に近いオーガズム
女性型ドライオーガズム
- 全身に広がるようなオーガズム
- メスイキと呼ぶこともある
ドライオーガズムを体験するためには、前立腺や乳首を開発するのが主な方法ですが、呼吸や妄想、フェザータッチのみでイク方法もあります。
ドライオーガズムは射精を伴わず、体力が続く限りなんどでもイクことができる、夢の快感です。
しかし、成功させるためには開発が必要となります。
この開発を続けることができず、諦めてしまう人が大勢います。
ドライオーガズムを成功させるには、才能よりも続けることが大切です。
そして続けるためには、楽しいと感じる必要があります。
もしもこのサイトを見てドライオーガズムに挑戦したいと思ってくれたのなら、楽しく続けることを大切にしてください。